生活習慣病の一つといわれる「糖尿病」。食生活の欧米化などにより、年々若年化が進んでいます。
糖尿病とは、血液の中に含まれる糖濃度が高くなる病気で、さまざまな疾患を誘発することがあります。
糖尿病の症状はなかなか気づきにくいものですが、次のようなものがあります。
という症状も現れます。
一般に、肥満体型の人は、糖尿病になりやすいといわれています。
しかし、痩せている人でも糖尿病になることがあります。
また、血縁者に糖尿病の人がいるなど、体質が遺伝することも考えられています。
地域差はほとんどありません。
食生活が欧米化し、ファーストフードやコンビニで手軽に食べ物が手に入るため、過食になりやすく、これが大きな要因となっています。
欧米人に比べ、日本人はインスリンの分泌量が少ないため、同じような食事では糖尿病になりやすいともいえます。
ケーキや甘いものは食べないから大丈夫と思っていませんか?
スポーツドリンクや缶コーヒーなどにも砂糖が入っています。
知らず知らずのうちに糖分を摂取している可能性があります。
不規則な生活も身体のバランスを崩すので、糖尿病になりやすい環境をつくりだします。
30歳を過ぎたら年に1回はトータルの検査をし、糖尿病の検査もしましょう。
血糖検査とヘモグロビンA1c(HbA1c)検査があります。
ヘモグロビンA1cは、過去1~2ヶ月平均の血糖値です。
▦ 空腹時の血糖値 | 99mg/dl以下 正常 126mg/dl以上 糖尿病 |
▦ ヘモグロビンA1c | 5.1%以下 正常 6.5%以上 糖尿病 |
それぞれ中間値は予備軍の可能性があります。その後も注意しましょう。
糖尿病が心配な方、次の7項目をチェックしてみましょう。
1.最近疲れやすいですか? | はい | いいえ |
2.季節を問わず、のどがよく渇きますか? | はい | いいえ |
3.一回の尿の量が増えていますか? | はい | いいえ |
4.最近太ってきましたか? | はい | いいえ |
5.お酒を毎日習慣的に飲みますか? | はい | いいえ |
6.最近、目がかすむことがありますか? | はい | いいえ |
7.食欲があるのに体重が減っていますか? | はい | いいえ |
2つ以上当てはまる方は予備軍かもしれません。是非一度専門医にご相談ください。
糖尿病を予防する方法の一つは、食生活の見直しです。